外壁塗装の工法
外壁塗装の工法
外壁塗装には、使用する道具や施工方法によって、いくつかの「工法」が存在します。
それぞれの工法には特徴があり、仕上がりの質感や模様の出方、施工環境の適性が異なります。建物の状態や目的に応じて、最適な工法を選ぶことが大切です。
大きく分類すると、以下の3つの工法があります。
■ 吹付け工法

塗料をスプレーガン(エアガン)で空気圧によって霧状に吹きつける工法です。
【リシン模様】【スタッコ模様】【ボンタイル模様】など、表面に立体感のある質感やザラつき、重厚な仕上がりを演出することができます。
特徴・メリット
- デザイン性の高い模様表現が可能
- 広い面積をスピーディーに塗装できる
- 塗膜の厚みを均一にしやすい
デメリット・注意点
- 塗料の飛散リスクが高いため、周囲への配慮が必要
- 養生に時間がかかる
- リフォームよりは新築に多く用いられる
✅ 吹付け工法は、新築や特殊模様を施したい場合におすすめです。
■ ローラー工法

塗料をローラーで直接塗り重ねる、現在最も主流となっている工法です。
施工中の飛散が少なく、住宅密集地でのリフォーム塗装に最も適しています。
特徴・メリット
- 塗料の飛散が少なく、安全性が高い
- 施工中の周囲への影響が最小限
- 下地の既存模様(リシンやスタッコ)を活かしながら塗装可能
デメリット・注意点
- 模様付けには向かない(基本は平滑仕上げ)
- 吹付けほどの立体感は出せない
✅ 戸建ての外壁塗装リフォームでは、ローラー工法がもっとも一般的です。
■ 特殊工法(意匠性塗材工法)

コテ・特殊ローラー・吹付け・刷毛・目地材などを駆使して、独自のテクスチャ(質感)を表現する工法です。
輸入住宅や高級感を求めるマンションのエントランスなどに使われることが多く、デザイン性重視の施工に向いています。
特徴・メリット
- 高級感のある独自模様や陰影の演出が可能
- 職人の技術が生きる“一点物”のような仕上がり
- コテ押えや塗り分け、色の重ね合わせなど多様な表現が可能
デメリット・注意点
- 高度な技術が必要なため、職人の経験が問われる
- コストが高くなる傾向がある
✅ こだわりのある外観や、個性を表現したい方におすすめです。
工法選びのポイント
外壁塗装の工法は、「美観」だけでなく、「施工環境」や「既存の下地状態」も考慮して選ぶことが重要です。
- ご近所が近い住宅街 → 飛散が少ないローラー工法
- 新築や下地から模様を作りたい → 吹付け工法
- 高級感・個性を求める → 特殊工法
リブライト株式会社では、建物の状態・お客様のご要望・ご予算に応じて、最適な塗装工法をご提案いたします。
「どの工法がいいかわからない」と迷われる方も、ぜひお気軽にご相談ください。